2016

10

18

S43工業建築科卒 クラス会

◆ 開催月日  2016年(平成28年) 10月18 (金)・19(土) 日

◆ 会場       福井県 大野市一帯「竹田屋」 

◆ 参加者     13名 

◆ 内容     懇親会

前日から熊川宿、小浜西組といった伝統的建造物群保存地区などを廻って小浜に宿泊している女性チームとJR小浜駅で合流する。小浜インターから舞鶴若狭自動車道に入り、昼食を摂ろうと北陸道の南条サービスエリアへ入ったところ、大垣、米原、彦根からの3人組とバッタリ鉢合わせ、彼らも昼食に来たところだった。

大野市に入って犬山の交差点を越えて少し行くと、進行方向の真正面に「天空の城・大野城」が聳えているではないか。車を停めてしばし撮影タイム。

越前大野駅でYさんと昨年の幹事N君をお出迎え、京都からのO君も着いたのでホテルにチェックイン、しばし寛ぐ。

観光の拠点「結いステーション」の駐車場に車を停め、ここを拠点に街中散歩に出発。本町通りから七間通り(越前と美濃を結ぶ美濃街道)へ、この通りは冬場を除いて毎日朝市が開かれ地元産の農産物などがズラリと並ぶそうである。時間は午後3時を回っていたが、まだ幾つかのお店が並んでいた。ここにも七間清水(しょうず)という湧き水があり、味見する。 

石灯籠通りを歩いている時、後ろから自転車に乗った小学生が来たので道を空けたところ、わざわざ自転車を降りて「すいません」といったのには驚かされた。何と行儀が良い事かと一同感心し、ほのぼのとした気持ちになった。

約1時間の散歩を終え、幹事のY君が6、7年前から地域おこしの一環として、開発から全てに携わっている柿の果樹園を3箇所見て回った。メインに育てているにはつるし柿用の渋柿であるが、一番大きな所で甘柿を捥いで賞味させてもらった。

少し時間を繰り上げて料理屋「竹田屋」へ向かい、6時に宴会をスタート。地元産を使った料理などが並んだ席に座り直ちに乾杯、すぐにあちこちで近況報告が始まる。宴もたけなわになった頃、恒例の次回の幹事を決める作業に入り、岐阜のM君に白羽の矢がたった。〆のそばをたいらげて一次会はお開きとなり、ホテルに戻って二次会に。またまたワイワイガヤガヤと歓談。その後借りていた別室へ移動して三次会、あっという間に11時半になり散会した。

翌日は大野城へ登ろうと言う事になり9時前に出発。「学びの里めいりん」というオール平屋建ての素晴らしい小学校の横を通り、天守閣へ向かう。途中の通路は上りの坂道とショートカットの階段の二通りの道があり、行きは階段を、帰りは坂道を通る事にした。1570年代に金森長近により築かれた城は、町の大火で幾度か類焼し石垣のみが残ったそうである。現在の天守閣は昭和43(1968)年に再建されたとの事だが、苔むした野面積みの石垣はなかなかの趣があった。

名水百選に選ばれた「御清水(おしょうず)」に寄った後、大野市を出て勝山市へ入り「ゆめおーれ勝山」へ。明治38年から平成10年まで勝山の中堅機業場として操業していた絹織物「羽二重」の生産工場を保存、活用している施設である。ここでは、絹織物の手織り体験もできる。

次はいよいよ県立の「恐竜博物館」である。70歳以上は無料という事で2名が該当、正面入り口を入るといきなり下りのエスカレーターが待っている。入り口は実は建物の3階であり、一気にB1階まで降りる。ここから順に見て回る訳だが、恐竜の前へ行くとセンサーで鳴き声が出るなど、なかなかの演出である。骨の化石や複製なども思っていたより充実していて、大変興味深く見ることが出来た。小学生の時に葉の化石や水晶などを集めていた事もあり、各種の宝石の原石などの陳列箇所は特に念入りに見学した。1階、2階と順路のとおりに廻って3階の入り口に戻った時には2時間が経過しており、解散の予定時間が迫っていた。

来年の岐阜での再会を約して恐竜博物館の駐車場で解散。幹事のY君、行き届いた心配り、本当に有難うございました。